堀江貴文のブログでは言えない話

憧れの公務員や億り人にならなくても安心して生きていける現実的な方法とは

与信管理サービスのリスクモンスターが大学3年生を調査して発表した人気企業ランキング。

文系・理系問わず約半数が「公務員」を希望していることがわかりました。

(出典:リスクモンスター調べ)

20代前半の若者が希望する職業が、ぶっちぎりで公務員。

日本は社会主義国なのだろうか。。。

社会主義国だった旧ソ連のゴルバチョフ書記長は、日本のことを、

「日本は世界で一番成功した社会主義国だ」

と評していました。

日本の文芸評論家、小林秀雄も、

「日本人ほど社会主義になじみやすく、不勉強でお上になびきやすい国民は稀である」

との言葉を残してます。

このランキングが「異常」と感じない人が多いのが、日本が社会主義に近い国と言われるゆえんです。

親が子供の人生に与える影響は計り知れない

上の調査では就職の「意思決定の手段」についてもアンケートを取っています。

最も多かった回答は「親の意見を参考にしな がら、自分の意思で決める」で、その割合は4割も占めました。

ジブンの意思?

親の意見を参考にしてる時点で、自分の意思かどうかがあやしいよね。。。

親としては自分の目の届く範囲で就職してくれる方が安心だし、自分が高齢になった時に子供が近くにいれば面倒をみてもらえるかも、と期待をする。

子供としても地元に帰れば何かと親を頼れるし、公務員ならまだ年功序列がまかり通ってる上、景気が悪くなっても首にはならないから安心。

国家公務員より待遇が多少悪かろうが、転勤の範囲が限定されていて、残業も少ない。

ブランドや見栄えにこだわらず、必要なものがあれば満足できる「さとり世代」の人たちに地方公務員の人気が高いのは納得できます。

億り人を目指す若者たちもたくさんいる

僕の場合は、公務員になることなど全く考えたことはありませんでした。

20代で安全に生きて行きたいなんて思わなかったし、自分の力でどれだけ稼げるか試したい気持ちが強かったからです。

そんな考えを持った若者も実は少なからずいて、「億万長者になる」「億り人になる」というタイトルがついたブログをよく見かけます。

ブロガーのプロフィールを見てみると、彼らの多くはフツウの会社員です。

民間企業は公務員のように年功序列で給与所得が増えるわけではありません。

業績悪化などの理由でボーナスが出ない会社などいくらでもあります。

将来の保障がない会社員という立場で頑張って働き、リスクを取って投資に取り組む人たちは自然と応援したくなります。

ただ、億り人になる=自由な人生、ではないので、そこは注意が必要です。

予期せずに億り人になったことを知る

ついこの間まで僕もサラリーマン投資家でした。

毎年この時期は確定申告をするのですが、海外不動産の評価などは素人がやると間違いを起こす可能性があります。

意図してない脱税、みたいなことになると大変なので、安心を買うつもりで国際会計に強い会計事務所に申告は依頼してます。

申告書ができあがると会計事務所へ行き、申告内容の説明を受けるのですが、その時に確認するのが正確な資産総額。

ある年の申告説明の時、申告書類の資産総額を見て自分の資産が、日本円ベースで1億円を超えていたことを知りました。

会社員を続けなければならなかったワケ

全く予期していなかったので驚きましたが、嬉しいという感情は特にありませんでした。

資産が億越えしようが、会社員を続けなければならない状況に変わりはなかったからです。

純資産が増えたのは不動産価値が評価されただけで、現金収支はほぼプラマイゼロでした。

不動産を売らない限り実質的な収入はなく、結果、会社員を続けないと生活できないのです。

じゃぁ、不動産売って換金すればいいじゃない?

はい、一度やりました。

しかし、不動産は保有年数によって売却益に対する税金が異なることを知らなかったため、400万円も税金を収める結果になったのです。

会社員の年収額を一括納入(注:分割はできません)した年は、労働意欲を保つことが難しかったのをよく覚えています。

知識不足とは恐ろしいものです。。。

年間500万円の配当収入を得るには

株式投資でも配当が出ない株は、売却しないと現金収入はありません。

不動産投資の悲哀を繰り返したくないので、株式投資はもっぱら配当狙いです。

配当金で生活できたら、とも考えましたが、実現のハードルは非常に高いことに気づかされました。

例えば、年間生活費が500万円必要な場合、配当金生活をするための資産はいくら必要なのか?

日本では株式投資の配当金には20%(正確には20.315%)の源泉徴収税がかかります。

625万円(税引前配当)×20%(税率)=125万円(源泉徴収税)

税引後の年間配当を500万円受け取るには、単純計算で税引前625万円の配当金が必要です。

625万円(税引前配当)ー125万円(源泉徴収税)=500万円(税引後配当)

では625万円の配当をもらうために必要な資産はいくらなのか?

利回りごとに計算してみると以下の通りになります。

配当利回り必要資産
年3%2億0833万円
年4%1億5625万円
年5%1億2500万円
年6%1億0416万円

1億円の資産を6%という高配当株に投資して、ようやく500万円近くのお金が手元に残るのです。

安全な投資先を選び、配当利回りが3%だった場合は、2億もの資産が必要となります。

億り人になるまでに何年かかるのか

それでも1億まで資産を増やしたいという場合、いったい何年かかるのでしょうか?

初期投資資金が500万円で、追加投資を毎年100万円ずつ上積みするとして、利回りごとに年数を計算してみます。

資産利回り必要年数
年5%32年
年6%29年
年7%26年
年8%24年

年平均7%なんかで長期運用するのは難しいでしょう、と思われるかもしれません。

米国の株価インデックスS&P500では、過去10年で年平均7.31%、過去20年だと8.19%のリターンを出しているので不可能でないのはわかります。

(出典:Quantitative Analysis of Investor Behavior)

バンガード・S&P500ETF(VOO)を買えば、信託報酬も0.04%と格安。

ただ、S&P500がこれからも同様のリターンを出せるかどうかは不確かですし、何より1億の資産を築くのに20年以上の長い歳月がかかってしまいます。

将来の500万円は今と同じ価値ではありません。インフレが進んでいる場合、500万円では足りない、ということもありえます。

早く自由になれる方法は他にもある

遠い夢ばかり追いかけてると目の前の幸せが見えにくくなりがちです。

億り人を目指す人たちにとって本当の目的は何なのでしょうか?

会社を辞めて好きな仕事をしたい。

旅行をしながら暮らしてみたい。

家族ともっと一緒に過ごせる時間が欲しい。

人ぞれぞれ色々あると思いますが、億り人にならなくても叶える方法はあるのです。

副業系スキマワーカーが稼ぐ年間収入は平均74万円。

節約することだってある意味稼ぐ手段で、僕の場合は、車を処分し、格安スマホに変え、外食をひかえることで年間50万円分節約できました。

投資からの収入は年間500万円なんて大きな額ではなく、年間100万円作ることを目標にする。

70万円(副業)+50万円(節約)+100万円(投資)=220万円。

これができると生活はかなり変わります。

さらに、夫婦共稼ぎができる人であれば一人で稼がなくてはならない額は減って、時間的・精神的な余裕をもてます。

ネット環境さえあればどこでも稼げる便利な時代です。

僕の妻はニュージーランドにいながら日本からの仕事を請け負って仕事をしています。

まとめ

税収が増えない中で公務員を優遇すると国民からの批判が高まるため、政府も公務員の定年延長や待遇改善には及び腰です。

将来的にも、公務員の給料だけが右肩上がりになるとは考えにくく、財政が苦しくなれば減額されることだってあり得ます。

一方、億り人になって自由な生活を目指すのも時間がかかりすぎるのが問題です。

誰もが平均寿命まで生きるわけではありません。

生活に必要なお金を ”投資を含め” 複数の方法で稼げるようになることで、余裕が持てる生活を早く実現する。

ストレスの少ない生き方を求める人には、それが効率的かつ現実的な手段です。

【過去記事のお知らせ】
過去記事(2015年〜)はアメブロでも公開しています。

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