日本にいた頃には味わえなかったニュージーランド生活で感じる幸せ。

あけましておめでとうございます。

ニュージーランドに移住して早いもので11ヶ月が経ちました。

新年の挨拶がてら実家に電話をしたのですが「海外生活なんて羨ましいねぇ」なんて言われました。

勝手にイメージをふくらませているのだと思いますが、何が羨ましくて、何をもって幸せと言っているのかがよくわかりません。

僕にとっての幸せは、別段、大げさなものではなく非常にささやかなことなんです。

例えば、こういうこと。

日本だったらどこでも売ってるモノなのに、ここ(NZ)ではどこを探してもない、、、。

あの道具があれば便利なのに、あの食材、あの調味料があれば美味しくなるのに、、、。

海外生活をしている人ならこんな経験って必ずあると思います。

何かが足りないと感じると人は考え始めます。

なんとか自給できないかと作り方を調べはじめ、手に入れられる材料を集めてきます。

そして、工夫を重ねながら作ろうとする。

当然失敗することもありますし、手間や時間もかかります。

でも作ることに夢中になっていると、これがホントに楽しいんです。

僕が住む地方の街では、旬の時期になってもスーパーで「白菜」をあまり見かけません。

NZでは人気があるとは言えない食材なので、食べ方さえ知らないNZ人もいるほどです。

しかし、草花の専門店に行くと白菜の種や苗は普通に売られています。

どうしても白菜が食べたければ、作ってしまえばいいんです。

庭の菜園スペースを使って、白菜をはじめ、色々な野菜を植えて育ててみることにしました。

生い茂った雑草を引っこ抜き、土を深く掘り返しながら耕します。

ふかふかの土のベッドができ上がったら、一定の間隔を開けて野菜の苗を植える穴を掘る。

大きく育ってくださいよ、と願いを込めて一つずつ丁寧に苗を植えて、最後にたっぷり水をあげる。

収穫時期になったら、白菜をたっぷり入れた鍋や、とれたて野菜を使った料理を味わうことができるでしょう。

仮に大きさが今一つだったり、形が悪かったとしても、自分が育てた野菜ならひときわ美味しく感じるに違いありません。

最近、モノが不足することを幸せに感じるようになりました。

手に入れることが大変な分だけ喜びが増えることがわかったからかもしれません。

お腹が空いているほどご飯が美味しく感じるようなものですね。

僕はウルグアイの元大統領であるホセ・ムヒカ氏が好きなのですが、彼の言葉に、

「貧しい人というのは、ものをもっていない人のことではない。真に貧しい人というのは、際限なくものを欲しがり永遠に満たされない人のことである」

という名言があります。

モノがなければないなりに、必要ならば自分で作ればいい。

日本にいた頃には味わえなかった幸せをここで感じることができるようになっています。

今年もここで生活ができることに感謝して、満たされたNZ生活を楽しもうと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【過去記事】
過去の記事(2015年〜)はアメブロでも公開しています。

【オススメ本】
世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉 佐藤美由紀著

ムヒカさんが豊かさの意味を語ると説得力が違う。消費物を買うためにお金ではなく人生の時間を使わされているという言葉は頭から離れません。時折、読み返したくなる一冊。

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