キウイセーバーで老後資金はいくら貯まるの?計算したら驚きの結果がでた!

ニュージーランドの個人向け年金制度「キウイセーバー」が開始されて10年以上が経過しました。

キウイセーバーは金融機関の専用口座に貯金していくと、勤務先企業が一定額を上乗せして積立てくれる仕組みです。

※キウイセーバーについての詳しい記事はこちら↓
NZ人の6割が加入するキウイセーバーっていったいどんな制度なの?

キウイセーバーに積立てた資金は個人のニーズにあったスタイルで運用に回されます。

様々な要素が絡み合うため、積み立てたお金がどう成長していくのか、具体的にイメージするのは難しいところですが、以下の2つの点については特に気になります。

①キウイセーバーが終了する時(65歳)に、いくら貯まっているのか
②リタイヤ後、貯めた資金で何歳まで生活できるのか

おおよその額でもこの2つがわかると、人生設計が立てやすくなると思います。

いくら貯まるか計算できる便利なサイト

キウイセーバーを活用して貯めるリタイヤメント資金。

これを算出するのには、金融情報サイトマネーハブのリタイヤメントカリキュレーターがとても便利です。

年収やキウイセーバー積立残高など、必要情報を入力するとリタイヤ時の資産状況とその資産で何歳まで暮らせるかが瞬時にわかります。

算出フォームを利用するために、名前や住所、メールアドレスなど、個人情報を登録する必要もないので気軽に使うことができます。

自分に当てはめて入力してみよう

では、実際に使ってみようと思います。

まずはマネーハブのリタイアメントカリキュレーターにアクセスします。

下にスクロールすると計算に必要となる情報入力画面が現れます。

今回は、架空の人物(Aさん)を設定して算出してみようと思います。

=Aさんの入力情報=
①現在の年齢:30歳
②リタイヤ年齢:65歳
③年収:$50,000
④キウイセーバー積立率:6%
⑤現在のキウイセーバー残高:$50,000
⑥毎年の昇給率:2%
⑦リタイヤ後に現収入の何%必要か:75%
⑧リタイヤまでの年数:35年

Aさんは現在30歳で、ニュージーランドの平均的な年収を得ているサラリーマンです。

リタイヤするまで、まだ35年という時間があり、キウイセーバーの積立金が国と会社の両方から入るため、リタイヤメント資金は貯まりやすい境遇と言えるでしょう。

節約家のAさんは、老後の生活で大きな出費はしないだろうと考えています。

ただ、旅行や趣味などを楽しみたいこともあり、現役時収入の75%くらいはリタイヤ後に使うと想定しました。

資産運用利回りを入力

キウイセーバーのお金は、銀行預金のように単純に貯めいくのとは違います。

より大きく育てていくことを目的とし、各個人のリスク許容度に応じて投資され、運用をしていきます。

なお、運用利回りは確約されたものではありません。

想定通りとはならないことを前提として、自分が求める運用利回りを決めて入力します。

①現役時の想定運用利回り:5%
②リタイヤ後の運用利回り:3.5%
③想定されるインフレ率 :2.9%
④年金収入を加味するか :加味する

Aさんの場合、現役時代の資産運用利回りをミドルリターンの5%で設定することにしました。

リタイヤ後はできるだけ安全に運用したいと考え、現在の銀行定期預金利率を参考に3.5%に設定。

インフレ率は予測するのが難しいのでデフォルト設定のままにしました。

年金収入も加味した方がより正確な予測ができるので、最後のボックス欄にはチェックを入れておきます。

ニュージーランドでは条件を満たした65歳以上の国民には一定額の年金が支払われていますが、将来的に法改正が想定されています。

想定通りの改正が行われた場合、Aさんが年金をもらえるのは67歳からになるはずです。

※ニュージーランドの年金についての記事はこちら↓
日本とNZ、将来どっちが安心?若年世代は年金に頼らない準備が必要!

Aさんは悠々自適の老後を迎えられるか

必要な情報の入力はこれで終わりです。

画面を下にスクロールすると、Aさんがリタイヤ時にもらえる額と、貯めた資金が何歳で枯渇するかがグラフとともに表示されます。

=Aさんの結果=
①リタイヤ時の積立資産 :$591,935
②リタイヤする前年の年収:$98,034
③リタイヤ後の年間費用 :$73,525
④積立資金が枯渇する年齢:75歳

キウイセーバーを活用して積立運用したリタイヤ資金は60万ドル近くになりました。

現在の感覚では、これで老後をのんびり暮らせそうな感じもしますが、35年後の60万ドルはインフレによって価値がかなり目減りしているはずです。

リタイヤするまで平均的な年収を維持できるかは、個人差があるのでなんとも言えません。

一方、支出を劇的に減らすことは難しいので、リタイヤ後の費用は算出された金額が参考になります。

その通りにお金を使い続けた場合、キウイセーバーの積立資金が枯渇するのは、リタイヤから10年後の75歳と出ました。

2016年時点でニュージーランド人の平均寿命(男女平均)81.6歳です。

日本人は約84歳ですので、AさんがNZ人、日本人いずれであっても、平均寿命まで生きた場合は老後資金が足りないという結果になりました。

まとめ

リタイヤした後にお金がいくら必要になるのか。

漠然としてよくわからないという人がほとんどではないでしょうか。

恵まれた状況にあるAさんの場合でも老後資金が不足すると知ると、自分が不安になったりします。

ただ、キウイセーバー以外にも貯金持ち家などの資産があれば、個人の経済状況は変わります。

また65歳以降も働けたり、株式配当など収入を生み出す手段があれば、なお安心です。

こうしたサイトを利用して、自分が置かれた状況を知り、早めに対策を始めれば老後の心配はそれほどしなくて済むはずです。

親がよく「あっという間に年をとっちゃった」と言いますが、その通りだと感じるようになりました。

現実を見るのは怖いかもしれませんが、誰にも必ずやってくるのであれば、早めに直視したほうが賢明です。

【過去記事】
過去の記事(2015年〜)はアメブロでも公開しています。

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