【人生転換】40代で海外移住を決断した理由とその後の実感

団塊ジュニア世代の半分以下の出生数

今からさかのぼること40数年前の1970年代。

子供の出生数が、毎年200万人を超えていた時期があります。

このときに生まれた人々は団塊ジュニア世代と呼ばれ、常に同世代との激しい競争にさらされました。

昨年6月に日本の厚生労働省が発表した人口動態統計によると、

2017年に日本で生まれた子供の数はおよそ94万人

団塊ジュニアの半分以下という少なさは過去最少を更新し、さらに前年比3万人超減という記録は12年ぶりだそうです。

人口減少傾向はこれから先も続いていくことが予想されています。

およそ10年後の2030年には全都道府県で人口が減少し、さらに、

2045年の総人口は今よりもおよそ2000万人も減少する

国立社会保障・人口問題研究所が発表しています。

内需あっての日本経済

日本は円安になると輸出企業が潤って経済がよくなるイメージがあります。

しかし実は日本の貿易依存度は3割以下で、

経済のメインエンジンは『国内需要』

消費が盛んな子育て世帯は減少している一方で、高齢者は増え続けています。

日本の高齢化率(27%/2017年)は世界で最高レベル

国民全体に占める高齢者の割合は四人に一人をすでに突破しました。

国内需要が伸び悩むことは誰の目にも明らかで、多くの日本企業は海外市場に目を向けなければ将来的な成長は見込めません。

「子供は少ないけど景気が良いから人手不足が起こっているんでしょ」

確かに日本の景気は戦後最長の可能性があると政府は発表しています。

人手不足と人手過剰が共存している

労働市場で人手不足と騒がれているのは、

建設や運輸、介護など特定の業界

全体的に人手が不足しているわけではありません。

一般事務や会計などの仕事の求人倍率は、

1倍未満で逆に「人手あまり」の状態

企業も不要な人員を抱えている余裕はありません。

体力のあるうちにリストラを進めようと躍起です。

メガバンク、電機大手、製薬メーカーなど名だたる大企業が、千人単位や万人単位でリストラしています。

早期退職制度を受け入れるよう促されているのは、

主に40代以上の人たち

現在40代となった団塊ジュニアは、受験戦争・就職氷河期に続き、リストラを食らう立場となっています。

団塊ジュニア世代の試練

【10代の頃】受験戦争

【20代の頃】就職氷河期

【40代の今】リストラ

会社を辞めて転職する場合、年齢が高いほど即戦力として結果を求められます。

その一方、

前職と同程度の待遇を得られる人は稀

多くはオファーされるがまま、ありがたく働かせていただくしかありません。

理想の未来よりも今の方が大切

団塊ジュニア世代の僕も、転職は何度か経験しています。

無職の時は鬱気味になり、立ち直るのにしばらく時間を要しました。

人生を1日の時間に例えると、40代はもうとっくに昼の12時を回っています。

感覚的にはもう『午後3時過ぎ』

うかうかしてると日が暮れてしまいます。

人生の残り時間を考え出したのは、仲良くしていた叔父がきっかけでした。

叔父は、

孫が二十歳になるのを見届けるまで生きていたい

そう話していましたが、60代半ばであっけなく亡くなりました。

理想の未来ばかり追いかけてると、今できることを犠牲にしてしまいます。

それを気づかせてくれたのが叔父の死だったように思います。

感情が老化して気づいたこと

会社と家をひたすら往復し、仕事のことしか話題がない。付き合う人も会社がらみ。

感情のコントロール機能や、

自発性、意欲、創造性が衰えてしまうことを「感情が老化する

というそうですが、ほんの1年ちょっと前まではそんな状態でした。

会社を辞める決意をして、その意思を伝えた時、会社は引き留めてくれただけでなく、昇進の提案までしてくれました。

しかし、これ以上先延ばしをすると、

自分の人生でやるべきことができなくなるな。。。

予定通り退職をして、その後ニュージーランドへ渡りました。

この街で暮らし始めてからしばらくは毎日が必死で、今も苦労は絶えません。

ただ、街の人たちと何気ない会話ができたり、ちょっと親切にしてもらったりするだけで、その辛さは消えて、

また、頑張ろう

そういう気になります。

年老いた感情は、ここ(NZ)に来てから若返っていると感じています。

まとめ

『人を雇う側』と『雇われる側』

両方の経験があるのでわかるのですが、

会社はあなたが考えているほど、あなたを必要とはしていません

『自分がいないと会社は大変になるよ』

会社に尽くしてきた人ほどそう思いたい衝動に駆られると思います。

僕は会社員時代に商品開発のほとんどを任されていましたが、退職後も新商品は続々と生まれています。

結局、会社員の代わりなどいくらでもいて、あなたなしでも会社は問題なく回っていくのです。

終身雇用はとっくに終了しており、40代でリストラされる時代

会社員として働き続けることが『リスクになる』と思ったのと同時に、人生の残り時間を考えるようになりました。

自分が望む人生ってどんなものだろうか?

ほどなく、一度暮らしたニュージーランドへ戻ることを決断。

仕事・家・人間関係を整理しました。

結果的に今の人生がとても充実しているので満足しています。

ただ、これまでの道のりは思った以上に大変だったので、人生を劇的に変えるときは、

気力だけじゃなく、体力もあるうちじゃないと無理

40代で海外移住を経験した実感です。

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