【ボーナスの使い方】貯金・かけ込み消費では将来不安がさらに増す

ボーナスの使い道は6年連続で『貯金』がトップ

ボーナス時期になると決まって話題になる

『お金の使い道』

ロイヤルマーケティングが発表した『Ponta消費者意識調査』の結果によると、夏のボーナスの使い道で1位となったのはやはり、

『貯蓄・預金(38.1%)』

この結果は6年連続で、かつ過去最高だったとのこと。

貯蓄する目的が決まっている人に対して、その目的を聞いた所、

・老後の生活への備え(57.4%)

・将来の消費(住宅費や教育費など)の備え(47.8%)

・収入の変化への備え(30.2%)

・病気や災害への備え(22.7%)

という結果でした。

貯金では将来の不安を消せない

年代別で『老後の生活への備え』の上昇率が高かったのが40代。

【2018年】51.6%

【2019年】63.3%

【上 昇 率】+11.7%

有名大手企業が、のきなみ40代以上を対象にしたリストラしていることで、不安が増しているのかもしれません。

次は、ボーナスのうち、貯金に回す割合です。

『半分以上を貯金に回す』

が約6割も占めたそうです。

『老後が不安だから出来るだけ貯金しよう。。。』

そう思うのは無理もないのですが、貯金では不安を解消できません。

その理由は3つです。

①インフレがお金の価値を目減りさせる

②思ったようにお金は貯まらない

③貯金が減っていくと不安になる

なお、今回の調査で、

『ボーナスが支給されない・わからない』

と答えた人が前回より増えて45.8%にも上ってます。

ボーナスがこれからもずっともらえる保証はありません。

もらえるうちに対策をしておくことが大切だと思います。

①インフレがお金の価値を目減りさせる

日本の銀行に預金していても利息はほとんどつきません。

また、他行のATMで現金を引き出しただけで、わずかな利息が手数料で吹っ飛びます。

さらにもう1つ考えるべきなのが、

『インフレ(物価上昇)』

モノの値段が上がることは、お金の価値が下がることを意味します。

(出所 産経新聞)

<2019年に値上げされるもの例>

品名物価上昇率   
調味料7〜11%
即席麺3〜8%
ポテトチップス3〜8%
のり製品2〜11%
アイス10円〜20円
ペットボトル飲料(大容量)20円
牛乳・乳飲料2〜7%
大手チェーン店のコーヒー10円〜30円

これ以外にも、映画や郵便料金なども値上げされる(またはすでに値上げ済)とのこと。

日常生活に使うお金は銀行に預けていても問題ありません。

ただ、手をつける予定がしばらくないお金は運用しないと、

『価値がゆっくり失われていく』

ことになります。

②思ったようにお金は貯まらない

サラリーマンをしていた頃、

『給料は増えないのが当たり前なんだ』

そう思いこまないとやってられませんでした。

しかし、給料が増えなくても支出は増えてしまうことがあります。

特に子供がいる同僚の場合、家計はもっと大変だったようです。

仕事のスーツを新調したり、冠婚葬祭など、生活費以外の臨時出費もあったりします。

会社員時代は、僕の稼ぎだけで家計が黒字になるのは『ボーナス月だけ』でした。

現在、リタイヤしている親世代(70代)が現役の時は、

・給料は毎年のように上がっていく

・定年まで働ける

・お金は郵貯に積むだけで3%〜4%の利息がつく

こんな感じが当たり前。

お金を貯めるのはそれほど難しくありませんでした。

定年まで働いて、お金は預金すればいいだけです。

一方、今はどうなったでしょうか。

・給料はずっと横ばい、ボーナスカットの可能性

・40代以降はリストラの危険性

・銀行預金の利率は限りなくゼロに近い

昔とは真逆のような状況になっているわけです。

そんな中、ボーナス月はお金の使い道を自由に決められる貴重なチャンス。

その機会を高齢者世代と同じように、

『銀行預金』

としてしまうのは果たしてどうなのでしょうか。。。

③貯金が減ると不安に襲われる

日本で金融資産をたくさん持っている年代は圧倒的に『高齢者』です。

(出所 みずほ総研「都道府県別の高齢化と個人金融資産の状況」)

ところが、お金をたくさん持ってるはずの高齢者が、実際あまりお金を使っていません。

高齢者がお金をあまり使わないのは2つ理由があります。

1. お金をそれほど使わない生活になる

たいがいのモノがそろっているので、高齢者の消費意欲はそれほど高くありません。

出費がかさむものがあるとすれば、

・医薬品

・健康維持の商品やサービス

・交際費

くらいでしょうか。

趣味もお金がかからないものが主流です。

・園芸

・庭いじり

・ガーデニング

(出所 総務省「統計からみた我が国の高齢者(65 歳以上)」 )

2. 長生きリスクを考えるようになる

僕の親は70代ですが、平均寿命までは、あと15年ほど。

割と健康なので、余命はあと20年くらいあるかもしれません。

最近、母親は『長生きリスク』のことを気にするようになり、

『貯金はできるだけ多い方が安心、少しでも減っていくと不安になる』

とこぼしていました。

親と比べたら僕の貯金はずっと少ないと思います。

ただ、親ほど不安を感じないのは『生活費をまかなえるだけの収入』があるからです。

安心を得るためには、

『お金をたくさん貯めるより、自分で収入を作り出せるようになる』

この方が確実だと思います。

ボーナスの使い道を消費から投資へ

今年は消費増税が予定されていて、

『税率が8%のうちに買う予定のモノを買っておこう』

そういう傾向があるそうです。

ボーナスで何を買いたいか、というアンケートで人気だったのは、

・旅行(37.5%)

・服(28.3%)

・家電(27.9%)

(出所:イオンクレジットサービス「ボーナスと買い物に関する調査」)

消費意欲が高まれば、景気に良い影響が出るかもしれません。

旅行や買い物をすれば一時的には将来の不安も忘れられると思います。

ただ、楽しんだ後は、また不安がもたげてきて同じ悩みが続くことになります。

消費したら終わってしまうモノだけではなく、株式のように、

『一度買ったらずっと配当を楽しめる』

そんなモノ(資産)をボーナスで買うと、不安は徐々にですが減っていくと思います。

まとめ

ボーナスの使い道は昔も今も『貯金』が一番人気です。

日本政府が、

『貯蓄から投資へ』

と国民にいくらメッセージを送っても『投資意欲』はイマイチ盛り上がりません。

では仮に、十分な貯蓄があったら安心できるでしょうか。

『いくらお金があっても、減っていけば不安になる』

それを間接的に親が教えてくれました。

『貯蓄をしてもお金の不安を消せない』

なら、どうすれば良いでしょうか。

支出以上の『収入』を作ることです。

若い時は働いて収入を生み出せますが、高齢になればそうもいかなくなるでしょう。

その時に頼りになるのが、

『資産収入』

ボーナス月は『資産』を買えるチャンスでもあります。

ボーナスを使って、

・『消費』をする

・『投資』をする

将来の不安を減らすために、どちらの選択をすれば良いのか。

答えはもう、言うまでもありませんね。

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