【NZドル】一時67円台まで急落!不景気こそお金を増やすタイミング

サプライズとなったNZ準備銀行の大幅利下げ

先日、ニュージーランドドルが70円を割った時に、さらに下落することをブログで予想していました。

およそ7年ぶりにニュージーランドドルが60円台にまで下がりました。 (出所 Yahoo! Finance) ...

これはなにも僕だけが予想していたわけではありません。

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が今日利下げを行うことは、ほぼ確実だったので、為替や株をウォッチしている人であれば誰でも想定していたと思います。

結局、その通りにRBNZは利下げを行ったわけですが、想定通りではなかったこともありました。

それが『金利の下げ幅』です。

予想は1.50%から1.25%への利下げでしたが、RBNZは一気に1%まで金利を引き下げました。

これがサプライズとなり、NZドルはUSドルや日本円など主要通貨に対して急落。

このブログを書いている時点では67円台で取引されています。

(出所 Yahoo! Finance)

オセアニア経済に大きな影響を及ぼす中国

ニュージーランドの2大輸出相手国は中国とオーストラリアで、この2国で約40%を占めています。

(出所 外務省HP ニュージーランド基礎データ)

輸出先トップの中国はアメリカとの貿易戦争が長期化する懸念あり、当面の間、景気の回復は見込めそうもありません。

(出所 読売新聞オンライン 2019年7月29日)

輸出先2位のオーストラリアも、貿易のお得意様(最大輸出先)は中国です。

(出所 外務省HP オーストラリア連邦基礎データ)

中国の経済悪化の影響を受けているオーストラリアも経済の強さを失っており、オーストラリアドルは米ドルに対して10年ぶりの安値をつけています。

(出所 Yahoo! Finance)

このようにオセアニア経済は良くも悪くも中国頼みのところがあり、ニュージーランド、オーストラリア両国は利下げをして景気を下支えしようと必死です。

(出所 外為どっとコム)

NZにも本格的に低金利時代が到来

オセアニア通貨はかつてのように『高金利』とは言えません。

銀行に預けておけばお金が増えた時代は過去の話になりつつあります。

そして怖いのが物価が上がっていくことです。

銀行預金で年2%の利息がついても、1年で2%近く物価が上がれば、お金はほとんど増えていないのと同じことになります。

(出所 ニュージーランド準備銀行HP)

銀行に預けることしかお金の運用方法を知らない人にとっては受難の時代が始まりそうです。

銅の価格が世界経済の先行きを占っている

かつて、

『アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく』

そう言われた時代がありました。

アメリカの経済的影響を日本が大きく受けるたとえですが、それが中国とオセアニアの関係にも言えると思います。

では、中国経済は今どういう状況なのでしょうか。

米国株投資家のバフェット太郎さんのブログ(バフェット太郎の秘密のポートフォリオ)に気になる記事がありました。

(出所 バフェット太郎の秘密のポートフォリオ)

銅は様々な機器の製造に欠かせない資材であることから、銅価格は景気の先行指標と言われます。

世界最大の銅消費国は中国で、銅価格の下落は中国経済の落ち込みを意味しています。

さらに気になるのが銅価格が分岐点に差し掛かるタイミングで過去に何度も経済危機が起きていること。

そして、次は中国発の経済危機が起こる可能性があるとバフェット太郎氏は予想しているのです。

中国を徹底的に叩くトランプ大統領は再選されるか

経済危機が発生するかは不確かですが、中国の貿易戦争相手国、米国トランプ大統領の任期はまだ1年半弱あることは確かです。

来年はアメリカ大統領選挙の年ですが、第二次世界大戦後に再選に挑んだ現職大統領は11人。

そのうち8人が再選を果たしていることから、現職のトランプ大統領が勝つ可能性は決して低くありません。

短期的に見ても、トランプ大統領が中国への制裁関税を緩める可能性は低く、中国経済が回復するには時間がかかりそうです。

また今後、ニュージーランド中央銀行がさらに利下げをする可能性もあります。

ニュージーランドドルは多少反発したとしても下落トレンドはまだ続くと考えるのが妥当です。

まとめ

中国経済は減速しており、アメリカのFRBは先月末、10年半ぶりに利下げをしました。

ニュージーランド準備銀行も景気の下振れリスクを回避しようと思い切った利下げを実行。

世界中の中央銀行が金利を引き下げているのは、好景気から不景気への転換点にあることを示唆しています。

個人投資家にとって不景気は決して悪いことではなく、むしろ喜ぶべきことです。

なぜなら、下落した通貨や株式をバーゲン価格で買えるから。

未来がどうなるかなんて誰にもわかりません。

ただ、大きな波が来た時には先人(ウォーレン・バフェット)の言葉を思い出しましょう。

他人が貪欲になっている時は恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に

リスクを受け入れて動ける人だけがチャンスを掴めるのだと考えています。


株と世界経済のメカニズムがわかる本 (佐々木 敏夫, 丹羽 由一他著)

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