【FX】NZドルを売買すべきタイミングは相場の歴史が教えてくれる!

スーパーでヨーグルトを買おうとした時のこと。

$4.50という値札を見て思わず「高っ!」と声が出ました。

別のスーパーだったら$3.99で買えるのに。

たかがヨーグルト、しかも50セントの差額で何をうろたえることがあるのか。

うろたえたのではありません。

いつも買ってる値段より高いと感じただけです。

繰り返し買っているモノの値段は頭にインプットされ、そうなると誰でも条件反射的に高い・安いを判断できます。

これは、その商品の相場がわかってるということ。

スーパーの商品だけではなく、世の中で売られているものには必ず相場があります。

相場を知ってるか、知らないか。

それだけで、人生に大きな影響を及ぼすことがあるのです。

絶頂からどん底へ激動のNZドル2000年代

初めてニュージーランドを訪れたのは2001年。

その頃のNZドル相場は1ドル50円台でした。

今から考えるとこの相場は激安に感じますが、当時は安いかどうかなんてわかりません。

NZドルは円換算しやすくて楽チンじゃん、くらいの認識です。

2001年はアメリカの同時多発テロなどもあり、リスク通貨一族のNZドルには逆風が吹いていました。

それに対して安全第一の日本YENは世界最強で、NZドルは1ドル=40円台へ下落するなど超低空飛行。

しかし翌2002年になると、NZドルは上昇気流に乗っかり日本円に対して下克上を挑み始めます。

安値安値前年比高値高値前年比
2001年47.26円54.61円
2002年53.93円+6.67円62.78円+8.17円
2003年62.68円+8.75円70.89円+8.11円
2004年67.94円+5.26円75.90円+5.01円
2005年71.20円+3.26円86.97円+11.07円
2006年68.40円-2.80円83.92円-3.05円
2007年77.31円+8.91円97.51円+13.59円

毎年どんどん高くなるNZドル。

NZには2005年の半ばまで滞在していて、帰国間際には1ドル=80円弱になってました。

2006年に上昇は一休みしたものの、2007年には1ドル=100円に迫る勢いを見せてイケイケモード全開になります。

そして迎えた運命の2008年。

NZドルはリーマンブラザーズとともに崖から突き落とされます。

リーマンは残念ながら亡くなってしまいましたが、NZドルは心拍数が1ドル=45円を切った後ようやく息を吹き返しました。。。

じーーっとNZドル相場を見続けた成果

この間、何年もNZドル相場を見てきた者にとって、再び訪れた1ドル=40円台は十年に一度のバーゲンSALE

その当時、自分が考えるNZドルの中間相場は1ドル=65〜70円でした。

底値の45円は無理にしても1ドル=50円程度で買えれば、あとは上がるのを待つだけ。

例えば、1ドル=50円で100万円分のNZドルを買うと2万ドルになる。

100万円÷50円=2万ドル

NZドルが反発して上昇すれば、2万ドルは日本円に対して価値が自動増殖する。

1ドル=60円2万ドル=120万円
1ドル=70円2万ドル=140万円
1ドル=80円2万ドル=160万円
1ドル=90円 2万ドル=180万円

当時はNZの銀行金利も高かったので、両替後に預金しておくだけで5%以上の利息がもれなくついてくる。

NZドルの下落は不良のリーマンに絡まれたのが原因で、ニュージーランド経済が破綻するリスクは極めて低い。

頭の中に浮かんだのはローリスク・ハイリターンという文字。

さっそく、現金をNZへ送金&両替、という手間ヒマかかる取引を実行です。

両替する際のレート確認はなんと電話。

FXをされている方には、気でも狂ってるのかと言われかねないアナログ手法です。

しかし、このテレフォンショッピングはその後の人生を左右する大きな買い物となりました。

チャンスをつかむには瞬発力が大事

Take Time By The Forelock.

(直訳:チャンスの前髪をつかめ)

これだけ読むと意味がよくわかりませんが、チャンスの神様には前髪しかないそうです。

そしてその前髪をつかみ損ねると後頭部はハゲてるから、もうつかみようがない。

突然現れるチャンスは瞬間的につかまないと、あっという間に消えて無くなってしまう、というたとえ話です。

思い当たることがある人も多いのではないでしょうか。

世界中で取引されている通貨は値動きが非常に早く、ロナウド(上画像)の前髪のようにつかみにくいのが特徴です。

しかし、NZドルのようなアップダウンが大きな通貨の場合、前髪が少し長く伸びるタイミングがあり、それがつかみ時になります。

そして、その前神は経済的に豊かになるチャンスを与えてくれます。

リスクを減らしてくれる利息収入

世界の通貨に比べれば、日本円の足腰には力強さがあります。

そして、コンクリートのように固まった日本の低金利は高金利通貨を買うときの武器になるのです。

<主要高金利通貨国と日本の政策金利>

米ドル2.50%
カナダドル1.75%
NZドル1.75%
豪ドル1.50%
日本円 0.10%

※2019年2月現在

高金利国の通貨が大幅に下落した時、日本円で買っておけば利息をもらいながらのんびりと寝かすことができます。

そしてチリツモ効果によって長い間にはバカにできないほどの違いを生むことになるのです。

とあるFX投資家のブログで、NZドルを買って10年放置したらいくら儲かるか検証した記事がありました。

ブログ→ねくさんと豪ドルについて考えませんか?

検証でNZドルを買ったのはリーマンショック前だったため、レートは1ドル=80.13円。

高値づかみをしていて現在のレート(1ドル=75円)でもまだ含み損が出ています。

ところが、10年間の合計損益結果はプラス21%

金利差から生まれるスワップポイントというチリ(利息収入)が山のように積もった結果です。

仮に、NZドルが下落した時に買っていれば、このFX投資家さんの損益は倍増していたことでしょう。

まとめ

米ドルやNZドルなどの高金利通貨を持つと日本円の何十倍もの利息が入ってきます。

あとは買うタイミングを間違わなければいい訳で、そのためには高い・安いを判断できる相場観を身につけておく必要があります。

【NZドルの長期チャート】

一方、日本円を日本円のまま持っていても、ほぼ永遠に増えることはありません。

高金利で知られる住信SBIネット銀行。その定期金利は0.2%です。

【住信SBIネット銀行の金利一覧】

100万円預けて1年後にもらえる利息は2千円で、税金を差し引くと、たった千数百円。

これに不満を抱かない人はお金には縁がないかもしれません。

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