【老後資金】貯金2千万円より毎月◯万円の積立投資で解決する理由

年金に不安を感じている人が8割超

読売新聞の世論調査によると、国の年金制度に不安を感じる人が『83%』もいたとのこと。

明日(7月4日)公示される参院選でも焦点となっているのは、

『年金を含む社会保障』

このことから多くの国民が『年金を頼り』に人生設計をしてるのかがわかります。

(オークランド領事館から届いた参院選の選挙案内)

老後資金の解決策は月5万円〜6万円の”年金外収入”

老後資金の問題は、『65歳時点で貯金2千万円が必要』なのではありません。

年金だけだと不足する『毎月5万〜6万円』の収入が必要ということです。

『じゃぁ、具体的に何をすればいいの?』

老後資金を貯めなければならない事実は変わりません。

考えられる現実的なステップは、

①長期的に積立運用して2千万円を作る

②2千万円を運用して月5万円〜6万円の資産収入を作る

となります。

①長期的に積立運用して2千万円を作る

老後資産づくりで利用したいのが、iDeCo(個人型確定拠出年金)です。

<iDeCoの特徴>

①積立掛け金が全額、所得控除の対象→所得税、住民税が軽減

<所得控除による節税効果の参考例>

(出所 楽天証券 iDeCoページ)

分配金運用益→非課税

<運用益非課税による節税効果の参考例>

(出所 楽天証券 iDeCoページ)

③60歳以降に積立金を受け取る際は一定額が非課税

・年金として受け取る場合 :公的年金と合算して70万円まで非課税

・退職金として受け取る場合:他の退職金と合算して1500万円まで非課税

『iDeCoの特徴はなんとなくわかったけど、利用したらどうなるの?』

では実際に『iDeCo』で積立運用した場合のシュミレーションをしてみます。

<架空の人物Aさん>

開始年齢】 40歳

【職  業】 会社員(第2号被保険者)

【年金種別】 厚生年金

【積立内容】 毎月1万2千円(※)/期間20年

【運用利回】 5%

※企業年金がある会社員の場合、積立掛け金の上限は月1万2千円

<シュミレーション結果>

(出所 楽天証券 iDeCoシュミレーター

シュミレーション結果は以下のようになりました。

【節税額】約84万円

【資産額】約500万円

老後に必要なのは2000万円。

まだ、あと1500万円も不足していますね。

iDeCo以外で積立投資をする

では、iDeCo以外の投資をすることで、残りの1500万円を作ることにします。

普通に投資する場合は節税できませんが、その分、投資額や期間に制限はありません。

下記の条件でインデックスファンドなどに積立投資することにします。

【運用利回】 5%

【運用期間】 25年

【開始資金】 100万円

【積立資金】 毎月2万5千円

すると、25年後の資産は、

『1539万円』

(参考サイト Ke!san)

iDeCoを使って60歳までに500万円を作っています。

両方合わせて約2千万円。

毎月3万7千円を積立投資すれば、65歳までに目標を達成できる計算です。

【イデコ積立】1万2千円/月

【株投資積立】2万5千円/月

【合計積立金】3万7千円/月

先月、スパークニュージーランドの株を1000ドル(約7万5千円)分購入しました。 スパークは日本で例えたらNTTみたい...

年5%運用するために何に投資をするのか

『でも、年5%で運用するのって実際には難しいじゃない』

たしかに、年3%程度でしたら割と低リスク(債権等)で運用できます。

ただ、インデックスファンドなど株式を含んだ金融商品であれば年5%は可能な利回りです。

例えば、長期的な成長を見込める海外資産、特に米国のETFなど。

アメリカでは、資産運用への考え方や制度が日本より進んでいます。

それは金融資産が家計に占める割合を見れば一目瞭然。

<家計の金融資産割合>

【日本】19%

【米国】45%

(参考サイト REISM)

資産運用に『消極的な日本』と『熱心なアメリカ』。

過去20年余りで両国の家計金融資産は『2倍以上』も開きが出てしまいました。

<家計の資産額(1995年比)>

【日本】1.47倍

【米国】3.11倍

(参考サイト REISM)

日本人と米国人のリタイア後の資産格差については過去記事にも書いています。

ある投資家が同窓会で感じた老後格差 経営コンサルトで投資家の岩崎日出俊氏の本は、経済や投資について、わかりやすく書かれてあるのでよ...

『アメリカもいいけど、将来的には経済成長してる中国やインドも有望じゃない?』

たしかにそうですね。

ただ、現時点でいえば、世界の時価総額の50%以上を抑えている米国企業に投資するのが最も合理的だと思います。

少し前にショッピングモールに行ったときのこと。 ブラックの四角形にホワイトのアルファベット4文字が入っ...

2千万円を運用して月5万円〜6万円の資産収入を作る

『65歳の時に2000万あればホントに安心なのかな?』

まとまったお金があっても減っていけば、不安になるものです。

『資産を減らさないようにするにはどうすればいいんだろう?』

運用を継続すれば資産が減りにくくなるだけではなく、場合によっては増える可能性もあります。

ただ、老後の資産運用で大切なのは、

『資産を増やすことよりも収入を得ること』

電力会社など業績が安定していて、かつ高配当の株式からは、年4%〜5%の配当収入が得られるものもあります。

2000万円(資産)× 4%(配当利回り)= 80万円/年(配当金)

80万円/年(配当金)÷ 12ヶ月 = 6万6千円/月

税金を加味していないので、正確な計算ではありません。

ただ、資産を取り崩さずに、ざっくり月5万円〜6万円を得ることができる計算になります。

まとめ

現在、iDeCoを利用できるのは60歳まで。

しかし、政府がこの年齢を65歳まで引き上げることを検討しています。

(出所 日本経済新聞)

節税できる期間が伸びれば、その分、運用は楽になるでしょう。

また、iDeCo以外の投資をする場合も、NISA(少額投資非課税制度)など他にも節税できる方法があります。

貯金で2千万円貯めるのは難しいかもしれませんが、積立投資なら多くの人にとって可能な手段です。

また資産運用に慣れてくれば、貯まった資産を自分で運用して、

・年金で足りない分(月5〜6万円)の収入を得る

・資産を減らさないようにする

この両方をかなえることができるかもしれません。

『年金だけを頼りにするよりも資産運用を覚えること』

その方が、ずっと安心を得られるのではないでしょうか。

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