コロナ収束から経済回復へ!個人が企業と共有できる復興支援とは

ニュージーランドでは、新型コロナの新規感染者数がここしばらく『一桁台』を維持。

そして昨日(5月4日)はとうとう『ゼロ』を記録しました。

<過去1週間の推移>

日付新規感染者数
5月4日0名
5月3日2名
5月2日6名
5月1日3名
4月30日2名
4月29日2名
4月28日3名

『感染拡大の封じ込めに成功した』

(出所 ニュージーランドヘラルド)

誰が見てもそう思える状況になってきましたが、これからNZには次の課題が待っています。

止まっていた『経済』の再起動

個人的にはなるべく国産品を買うなどの小さな支援をしていこうと考えています。

ただ、消費者の立場からだけではなく、

株主になる

ということでもNZ企業を応援していくつもりです。

株主になることがどうして応援することになるの?

そう思う人もいるかもしれません。

株式公開をしている企業にとって、

・『儲けの道具』として短期取引する株主

・『運命共同体』として業績を見守る株主

どちらの株主の方が『応援してくれている』と感じるでしょうか。

僕は『後者』の立場で、株を買った後は特別な事情がない限り売却はしません。

運命共同体、というのは少し大げさな表現かもしれませんが、投資する時はそれくらいのつもりで長期保有します。

ただ、少しわかりにくいと思いますので、具体例をあげながら『株主(長期投資家)による応援』の意味について説明していこうと思います。

業績悪化の責任を共有する

企業の株を買えば誰でも『株主』になることができます。

ただ、株主になったからといって、良いリターンが期待できるわけではありません。

それどころか『マイナスリスク』を抱えてしまうことがよくあります。

わかりやすいのが投資先の業績が悪化した時です。

企業が銀行から融資を受けた場合、

赤字になってしまったので借金の返済を免除してください

そんなリクエストをすんなり受け入れてくれる金融機関はどこにもないでしょう。

逆に利息をきっちり乗せた上で返済を迫られ、それができなければ資産を差し押さえられてしまいます。

一方、株主の場合。

業績が著しく悪化したため配当を停止します

そう言われた株主は仕方なく受け入れるしかありません。

実際、今回のコロナショックでも配当停止を決めた企業が少なくありませんでした。

また、業績が悪くなれば、当然ですが株価にも悪影響が出ます。

株主が含み損を抱えようが、それに対する補償などはありません。

株主は企業と共に(投資の範囲内で)責任を負うことになります。

資金サポートに応じる

今回のコロナショックで、財務強化を図るため『増資』をした企業がありました。

株を保有しているNZ企業でいうと、

・オークランド国際空港

・カトマンドゥ

通常、新たに発行される株の価格は市場価格よりも低く設定されます。

ですので株主にもメリットがないわけではありません。

ただ、増資をするその裏には、

業績の急激な悪化で財務基盤が危うくなる心配がある

リスクなしで株主に利益がもたらされるわけではないのです。

実際、増資を決めた両社は収入が激減してかなり苦しんでいます。

【オークランド空港】旅行禁止による利用客の消滅

【カトマンドゥ 】外出禁止による店舗の一時閉鎖

従業員のレイオフ、事業計画の見直しなど、経営を再構築せざるを得ない状況です。

そして、その影響は株価にも大きく反映されました。

この1年内に記録した最高値から最安値までの下落幅は、

【オークランド空港】53%ダウン

【カトマンドゥ】80%ダウン

(出所 Yahoo Finance)

株主は苦しい状況にある企業から、

『弱ってるので助けてほしい』

そういうお願いをされているわけです。

コロナ危機を脱した後、両社の業績が順調に回復するかどうか。

その保証はありませんし、ウィルスに対する人々の警戒心がすぐに解けることもないでしょう。

人の移動に関連する『旅行業』

店舗での接客がある『小売業』

これらの産業に属する両社には『厳しい未来が待ち構えている』と考えるのが妥当です。

増資に応じて、新株を買ったとしても

『株価』が一向に上がらない

『配当』が長期間停止される

こうしたリスクは十分に考えられます。

新株を買うかどうかは任意なので、必ずしもオファーを受ける必要はありません。

しかし、僕の場合は、許容範囲内の資金で増資に応じることを決めました。

増資に応じた理由

新株購入を決めた理由は『NZ企業を応援する』という目的以外にもいくつかあります。

例えば、以下のようなことです。

【オークランド空港】
・NZに必要不可欠なインフラ
・旅行や空輸の需要はなくならない

【カトマンドゥ】
・NZで愛されているブランド
・アウトドア需要が拡大する将来性

売上が急減しても、それぞれの価値(インフラやブランド)が同じようになくなるわけではありません。

需要においても同じこと。

両社のサービスや商品を使っている人は、これからも繰り返し利用する可能性が高いと言えるでしょう。

自分が理解できるビジネスか

今回のコロナショックのきっかけの1つは原油価格の暴落でした。

(WTI原油価格チャート)

原油価格は、わずか1ヶ月の間に半分以下まで下落。

この時に原油市場のことをよく理解していないにもかかわらず、

『超割安』に思えるから

という理由だけで投資した人は少なくないと思います。

その後、原油の先物市場では価格が下げ止まらず、マイナス圏に突入。

現在は一応、価格がついてはいるものの、低迷したままです。

(個人投資家のYoutubeチャンネル)

短期的に大きな回復が見込めるとは言えない状況と言えます。

著名投資家ウォーレン・バフェットの言葉に

投資先は自分が理解できるビジネスに限るべき

というものがあります。

理解できないものに投資をすると、

はかりしれないリスクも一緒についてくる

個人的にはそう解釈しています。

新株購入オファーに応じたNZ企業は僕にとって身近なビジネスです。

失う資産のリスクも許容できる範囲に留めているので、投資家としてすべきことは、

落ち着いてじっくり見守るだけ

ということになります。

まとめ

(出所 Newstalk ZB)

新型コロナの封じ込めに成功したNZですが、経済が受けたダメージは大きく、

回復の道のりは厳しいものになる

そう言われています。

経済回復のために個人が貢献できることは何があるでしょうか。

思いつくのは3つです。

①労働
②消費
③投資

『①労働』と『②消費』に比べると『③投資』の参加者はあまり多くありません。

個人的にはそこにサポートする余地があると考え、

長期的に見守る株主になることは、企業を応援することになる

そう思って株式を購入していたら、いつの間にかNZ企業、19社の株主になっていました。

普段は分散投資を勧めてるくせに、NZ株に集中投資してるね

そう言われても反論はできません。

ただ僕の場合、NZへの投資はお金儲けのためだけではなく『恩返し』というもう1つの目的があります。

ですので、これからもNZ経済復興へのサポートをするつもりで、NZ企業に投資をしつづけます。

もし自分にとって必要と思う企業がコロナの影響で苦しい立場になっていたとしたら、

サポートするつもりで株式になる

すると、株式投資に『自分なりの意味』を持てるようになると思います。

日本でいちばん大切にしたい会社6

私は「企業経営の最大の使命・目的は、業績を高めるとか、勝ち負けを競うといったことではなく、その企業に関係するすべての人々の幸せや働きがいの追求・実現である」と定義しました。
それまでとは真逆の考え方の経営学でした。
そしてその経営の考え方・進め方は、理想などではなく現実であるということを証明するため、人重視、幸せ重視の経営を愚直に実践している、全国各地に実在する本物の中小企業を紹介したのが『日本でいちばん大切にしたい会社』だったのです。

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