年5%配当+株価34%UP! 驚異的リターンをもたらしたNZインフラ株

まだ日本に住んでいた頃の話です。

旅行でニュージーランドへいく時の両替は必ず現地でしてました。

理由は言うまでもなく、現地レートの方がはるかに良いから。

KVB Kunlunという会社が、当時はまだ現金の両替に対応してくれていたので、よく利用してました。

KVBは外国為替だけではなく、株取引を仲介する証券会社でもあります。

初めて買ったNZ株は?

【NZの証券ブローカー】
画像:New Zealand Exchange(NZX)HPから抜粋

いつものようにKVBで両替を済ませた時、受付にあったあるチラシが目に留まります。

高配当のニュージーランド株式に投資してみませんか?

キャッチーなフレーズを 、イラストの牛がアピールしてます。

そして、チラシの裏面にはNZ Telecom(現Spark)など自分も知ってる、いくつかのNZ企業の配当利回りが載ってました。

その利回りは心臓を高鳴らせたほどの数字だったので、7%や8%は下らないハイリターンだったと思います。

ふだんはチラシを一切見ないのに、この時ばかりは大切に持ち帰りしました。

そして、帰国後、KVBへ証券口座開設の申し込みをすることになります。

今はもういませんが、当時、KVBには証券取引部門に日本人担当者(Aさん)がいまいた。

Aさんにメールで口座開設の手続きをお願いして新規口座をオープン。

KVBの口座にお金を振り込んで、初めて買った株はANZでした。

買い方は、今では信じられない電話注文です。

出前をたのむ要領で、NZのAさんにスカイプ電話をかけ、指値を伝える原始的手法。

ANZを選んだのは、配当利回りが高かったこともありますが、それだけではありません。

倒産しないであろう企業を選ぶ

巨大金融機関は利用者が多いので、仮に経営が傾いたりすると、一気に社会不安に発展します。

すると、

『こりゃ、助けないとまずいよね』

と考える人たちが現れます。

それが政治家で、政府が救済に乗り出すのです。

リーマンショックで投資銀行が潰れても大きな影響を受けるのはリスク覚悟の投資家たち。

というわけで、リーマン・ブラザーズは救済対象からはずされ、あっけなく倒産してしまいました。

一方、一般の人々も多く利用する金融機関(シティーグループ、バンク・オブ・アメリカなど)は政府から資本支援を受けて、経営危機から脱します。

大きすぎて潰せない問題(Too Big Too Fail)として話題になりましたが、現実問題として銀行が倒産したら数えきれない人々が路頭に迷うのです。

投資家にとっては投資先企業が倒産してしまえば、株はただの紙クズです。(今は株も電子化されてるので紙すら残りませんが、、、)

初めての株式投資だったため、安全第一をモットーにANZ(銀行株)を選択したのです。

安全なはずの株を全て売却

ANZを買ってから2年ほどして、あることに気づきます。

株価が天井を突き破れない、、、

過去5年のANZの株価(画像:Yahoo Finance)

ANZの株価はここ数年、25ドルから38ドルあたりを往復するだけ。

そして、金利が下がるなんてニュースが流れると、株価はすぐにバンジージャンプしてしまうので、どうにもやってられません。

金融株の宿命として、金利や景気に敏感なのは仕方がないところです。

また、配当をちゃんと払ってくれるのはありがたいとも思ってます。

しかし、次の経済危機がきた時、株価がスカイダイビングするかもという懸念が消せません。

金融業界にはApple Pay、Google Payなどの異業種参入、クラウドファンディングなどの新たな資金調達手法が現れました。

スマホでネットバンキングするのが当たり前の時代になり、支店やATMが多い銀行ほど負担が大きく、収益を圧迫しています。

銀行ビジネスが将来大きく伸びるとイメージできなくなったため、ANZ株は全て売却しました。。。

聞いたこともない企業への投資

『高配当でも投資を勉強しないと、ろくに儲けることはできないな、、、』

ANZを売った後、受験生のような集中力で株式投資の勉強に励みました。

そして、投資すべき企業の条件(以下4つ)を決めます。

①長期的に安定収益が出せるビジネスである

②収益の柱をいくつか持つ

③ビジネスを柔軟に変えられる

④配当利回り5%以上で株価が右肩上がり

東京やニューヨークの株式市場の規模をクジラだとすれば、ニュージーランド株式市場はイワシサイズです。

上場してる企業は、何度か見ていれば覚えてしまう、くらいしかありません。

その少ない選択肢の中から条件にみあう企業が果たしてあるのか、、、

個別株を1つずつチェックしていたら、聞いたこともない名前の企業が目に留まりました。

インフラに投資する企業、インフラティル。

シンプルなネーミングがニュージーランドっぽい。

保有または出資しているビジネス分野は、

・電力

・空港

・バス交通

・データセンター

・学生寮、リタイヤメント施設 etc

どれも人々の生活には欠かせないものばかりで、長期的かつ安定的な収益を見込めます。

収益源が複数あるので、仮に赤字のビジネスが発生しても、全体の収益に与える影響は限定的です。

必要に応じて既存ビジネスの持ち株を売却して、将来性のある新ビジネスへ投資できる。

肝心な配当利回りは5%超え(購入当時)。

条件がそろったのでKVBのAさんに電話です。

ANZで売却した資金を使ってインフラティルを1株2ドル90セントで購入しました。

その後、増配によって配当リターンは年6%以上となり、株価は3ドル91セント(2019年2月8日現在)と2年前から34%アップしています。

まとめ

今はもうオンラインで株を買えるので、電話注文などしてません。

株式投資の知識もANZを買った時と比べてずいぶん増えました。

インフラティルはうまくいった投資の代表で、実際はしょぼい投資も多々経験してます。

例えば、、、

自分でよく考えず誰かの言うことを真に受けて買う→株が下がると猛烈に後悔する

有名企業の株価が下がった時に飛びついて買う→さらに下がって損切り不能になる

数々の火傷を負い、根性焼きのように脳裏に刻まれた失敗があります。

うまくいかなかった投資で共通しているのは、自分の基準を曲げてしまったこと。

失敗は極力しない方がよく、そのためには自分でリサーチするのが一番。

そして、実際に取引すると知識の上に経験値が肉付けされてきます。

投資成績が安定すれば、お金を増やしやすくなるのは確かです。

そのためには勉強と実践を繰り返すしかありません。

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