高い株にはワケがある!安定リターンをもたらす優良株の見つけ方

ニュージーランド株に投資する上で、様々なニュースや情報を読むようにしています。

その中の1つがNZの投資顧問会社、クレイグインベストメントパートナーズのブログ。

先日の記事は、株の銘柄選びをするために、とても参考になるものでした。

記事の要点は、

株価が高い銘柄を安易に避けるべきではない

これだけだと何のことかよくわからないと思いますので、具体的に解説していきます。

なお、下記の内容は、NZ以外の国で投資するにおいても大切なことだと考えています。

『株価』で銘柄を選んでませんか?

仮に『ヘルスケア』に関連する銘柄を探して、NZ株の一覧を眺めていたとします。

目に留まったのは2つの銘柄。

ティッカー銘柄株価
FPHフィッシャー&パイケルヘルスケア$30.42
GXHグリーンクロスヘルス$1.00

(出所 NZX)

両者の株価には『30倍』の差があるので、

フィッシャー&パイケルは高いなぁ

そんな印象を持つ人もいると思います。

NZ株式市場には株価が二桁($10)を越えている銘柄は少数で、

大半は『3ドル』以下

1ドル未満の銘柄なども決して少なくありません。

株価が低ければ、少ない資金でも多くの株を手に入れられます。

<$3000で購入できる株数>

【FPH】$3000÷$30(株価)=100株 (取得株数)

【GXH】$3000÷$1(株価)=3000株 (取得株数)

人は何かを買うときには安いもの(お得感があるもの)を探す傾向があり、その目安となるのは『価格』です。

しかし、クレイグの記事では、

株が高いのか、安いのかを『株価』は教えてくれない

と述べられていました。

これはどういうことなのでしょうか。

株式分割をしたタウランガ港の成長力

クレイグが取り上げていたNZ企業は、フィッシャー&パイケルと下記の2社。

ティッカー銘柄株価
POTタウランガ港$7.05
RYMライマンヘルスケア$12.30
FPHフィッシャー&パイケル$30.42

(株価は2020年5月18日時点)

この3銘柄で比較すると、タウランガ港の株価は高いようには見えません。

ただ、NZ株の大半が$3以下であることを考えると、タウランガ港の株価($7)は高い部類に入ります。

また、現在の株価が$10未満なのは過去に『株式分割』を行なったのが理由の1つです。

【株式分割】株を一定割合で分割して株数を増やすこと

2016年にタウランガ港は5:1で株式分割をして、株価は以下のようなりました。

$20(分割前株価)÷5(比率)=$4(分割後株価)

株式分割後は、株価が低下しますので、高い株価($20)を敬遠していた層にも興味が広がります。

なお、株価が5分の1になっても、株主の保有株数は5倍に増えるため価値は変わりません。

$20(分割前株価)×100株(保有株数)=$2000(分割後価値)

 $4(分割前株価)×500株(保有株数)=$2000(分割後価値)

株式分割をするのは成長力がある企業が多く、タウランガ港の株価も右肩上がりを続けています。

(出所 Yahoo Finance)

株式分割した当時4ドルだった株価は、現在、約1.8倍にまで成長しています。

株価が高い銘柄に注目すべき理由

ライマンヘルスケア、フィッシャー&パイケルも、過去に5:1の株式分割を行いました。

当時と比較した現在の株価は以下の通りです。

銘柄株式分割年当時の株価現在の株価倍率
ライマンヘルスケア2007年2ドル12ドル6倍
フィッシャー&ヘルスケア2004年3ドル30ドル10倍

両社とも時間はかかっていますが、株価は大きく上昇しています。

投資家のすべきことは株価が安い銘柄を探すことではなく、企業の価値を見極めることです。

クレイグの記事で述べられていたのは、株価が高い企業の中には、

高い利益を生み出し、投資家に高い価値をもたらす傾向があること

必ずしも株価の高い銘柄だけに投資すべき、と言っているわけではありません。

銘柄選びをする上で、

株価が高い企業にも注目した方が価値の高い投資先を見つけやすい

ということを言っているわけです。

まとめ

株は安く買って、高く売れば儲かります。

なので、とりわけ経験が浅い投資家は割安な株を探そうとしてしまいがちです。

僕も安い株に飛びついたことが今までに何度かありました。

しかし、そうした株は利益どころか損がふくらむ結果となることが相場です。

クレイグの記事に登場する、あるオーストラリアの個人投資家の投資スタイルは、

株価が$10以上の銘柄に絞って買うこと

平均より高い株価を維持できる企業は、ビジネスを成長させられる可能性も高い。

そうした理由で、銘柄を選ぶ際『株価が十分高いこと』を基準の1つにしているそうです。

この投資家の基準をNZ株に当てはめたら、どんな企業があるのでしょうか。

前述の3社以外では以下の銘柄が目にとまりました。

<株価が$10以上の代表的銘柄>

ティッカー銘柄株価3年前比
ATMA2ミルク$19.51約10倍
DGLデレガットグループ$10.27約1.8倍
EBOエボスグループ$21.80約1.2倍
MFTメインフライト$36.10約1.6倍
RBDレストランブランズ$12.28約2.2倍

3年前との比較で見ると株価の上げ幅には差があります。

一方、共通している点は、

リーマンショック以来の株価暴落を経ても『含み益』が出ていること

成長力のある企業は株価の回復が早く、含み損も出にくい特徴があると言えます。

当ブログでたびたび登場する米国の著名投資家、ウォーレン・バフェット。

彼の言葉にも次のようなものがあります。

”並みの企業を安く買うより、優良企業を適正な価格で買う方が良い”

It’s far better to buy a wonderful company at a fair price than a fair company at a wonderful price.

コロナはいずれ終息するでしょうが、代わりに不景気がやってきます。

世界中で景気刺激策が行われても経済の正常化には時間がかかり、株式相場が乱高下する可能性は低くありません。

投資家は株価に振り回されるようなことがないよう、銘柄選びの目を養っておきたいところです。

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