コロナ禍で資産急拡大?貯蓄から投資へを実践して実感したこと

世界的にはまだ拡大している新型肺炎

新型肺炎の感染者が『ゼロ』になったニュージーランド。

一方、世界的には感染者数は増え続けており、特に都市封鎖などの対策を行わない南米では感染爆発が起きています。

(出所 nippon.com)

局所的には収束しつつありますが、以前のように国境をこえて人が行き来するには、

『世界的』な収束が必要

現時点で、頼みのワクチンは完成の目処は立っておらず、本当の出口はまだ見えていません。

こうした状況で影響が懸念されるのは、やはり経済です。

リストラによって増え続ける失業者数

ウイルスを一掃した代償として受けたNZの経済的なダメージは決して小さくありません。

幅広い業界で経営の立て直しが迫られており、連日NZのニュースをにぎわせているのが、

リストラ

ディスカウントストア、家電量販店、アウトドア用品店などを展開する流通大手、ウェアハウスグループが発表したのは、

6店舗の閉鎖と1000名以上の人員削減

(出所 Newshub)

NZで最も多くの従業員を雇用する建設大手のフレッチャービルディングは、

国内社員の10%に相当する1000名をレイオフ

(出所 Radio NZ)

政府の支援を受けて経営再建を図るニュージーランド航空は、すでに4000名を解雇しています。

伝えられるところによると、

さらに2000名の追加削減を計画

(出所 stuff)

ニュージーランド政府は融資や賃金助成などの政策によって雇用を守ろうとしていますが、失業率が上がるのはこれから。

しばらくの間、国内需要は低迷することが予想され、不景気が着実にしのび寄っています。

株式市場が盛り上がるのはなぜ?

新型肺炎の世界的な収束はまだ先で、仕事を失う人たちもあふれている。

そんな社会状況のなかで、回復の勢いを増しているのが、

株式市場

NZ株の代表指数、NZX50のチャートを見てみると3月の暴落から3ヶ月で28%も上昇しています。

(出所 Yahoo Finance)

実体経済を無視して株が上がることに疑問を持つかもしれません。

ただ、こうしたことは珍しくはなく、その理由は、

株式相場が『将来』を先読みして動くため

・『コロナワクチン』が開発される
・『経済活動』が以前の状態に戻る
・『低金利』によって下支えされる

これら先行きの『期待感』によって株は買われ、実体経済よりも早く回復しているわけです。

ビッグチャンスをつかめましたか?

短期的な株価の値動きを的中させるのは至難のわざ。

一方、長期的なトレンドを把握するのはそれほど難しいことではありません。

例えば、上記のNZX50や米国のS&P500、豪州のASX200などのインデックス。

これらは『暴落』と呼ばれる株価の下落を経験した後、どう動いてきたでしょうか?

下落前の株価を回復し、その後さらに上昇

(出所 Trading Economics)

長期的に人口増と経済成長が続くこれらの国々では、株価上昇が続く公算も高くなります。

今回のような株価が大きく下落したタイミングは、

リスクを抑えながら資産を増やすビッグチャンス

これは以前から何度も書いてきたことですが、チャンスはつかめましたでしょうか。

これまでになく好調だったNZ株 2019年もまもなく終わろうとしています。 今年のニュージーランドを振り返れば色々な...

オススメはインデックス投資ですが、、、

株式投資をする場合、どの株を買えば良いですか?

こんな感じの、漠然とした質問を受けることがあります。

日本株については投資していないためよくわかりません。

外国株の場合でざっくりと答えるなら、以下のように答えます。

NZ株→NZX50
豪州株→ASX200
米国株→S&P500

オススメは、シンプルで分散効果が期待できる『インデックス投資』です。

『若い世代は年金をもらえなんだよね』 もしかして、あなたはそう思ってます? 日本の年金制度は賦課(ふか)...

では、個人的にもインデックス投資をしているのかというと、

投資先はほとんど『個別株』

言ってることとやってることが違う。

そう思うかもしれませんが、これは人によってリスク許容度が異なるためです。

個別株投資にこだわる個人的な理由

一般的に、分散型のインデックス投資と比べ、個別株への投資はリスクが高くなりがちです。

それでも個別株へ投資をするのは、個人的な理由があります。

①投資する株を自分で選びたい(高配当株 etc)

②インデックスに好まない株も組み込まれてる

③個別株ならではの『特典』がつく場合がある

①と②はともかく、③の個別株の特典というのは説明が必要ですね。

ハイリターンとなった新株購入プラン(SPP)

新型肺炎の影響で暴落したNZ株。

貯金をはたいて『応援買い』をしていたことは以前の記事で書きました。

ニュージーランドでは、新型コロナの新規感染者数がここしばらく『一桁台』を維持。 そして昨日(5月4日)はとうとう『ゼロ...

その中で応援買いの1つとして行ったのが、株主向けの新株購入プラン(SPP)です。

現在、購入したNZ企業2社の株価がとうなったかというと、

企業名購入価格現在株価上昇率
オークランド国際空港$4.66$6.9348%UP
カトマンドゥ$0.50$1.34168%UP

※2020年6月10日現在

現時点ではインデックスの上昇率(28%)を大幅にアウトパフォームしています。

株主向けの新株購入プラン(SPP)はNZ株や豪州株で行われる資金調達方法です。

新株価格は市場価格よりも低く設定され、株主はお得に株を購入できます。

ただ、必ずしも株価が上がるわけではなく、むしろ発行株数が増えることで株価は短期的に下落することもあります。

その一方で、

調達資金を活かして業績が伸びれば株価が上がる可能性もある

つまり、中長期的に期待できそうな企業であれば投資価値はあると判断できます。

上記2社の場合は、株価が急回復したため短期で十分なリターンとなりました。

個別株投資をしていて良かったと思える瞬間です。

低金利とインフレがセットでやってきた

前回、銀行の金利がゼロに近づいていくという内容の記事を書きました。

ふだん何気に利用している豪州企業 ニュージーランドと密接な関係にあるオーストラリア。 COVID-1...

預金が増えなくても減らなければいいじゃない

そう思う人もいるかもしれません。

しかし、注意しなくてはいけないのは、低金利でもインフレ(物価上昇)が起こること。

NZ準備銀行のウェブサイトで、インフレ率のグラフを確認すると、

2020年のインフレ率は『2.5%』

単純計算で2.5%以上の利息がつかない預金は、実質的に目減りすることになるわけです。

ところが、現在の銀行金利は定期預金でさえ2%を下回っています。

そして、さらに注意すべきは、この低金利政策は短期間で終わりそうもないこと。

NZ準備銀行のチーフエコノミスト、マクダモット氏によれば、

インフレは、あなたの財布にいる泥棒

(出所 NZ準備銀行HP)

インフレによって気づかないうちに預金が抜き取られますよ、と中央銀行のお偉いさんが述べているのです。

泥棒がいる場所(銀行)に貯蓄を保管したいと考える人がいるでしょうか。

低金利とインフレがセットで襲ってきた今、早急に新たな保管場所を探すべきです。

まとめ

ニュージーランドでは撲滅した新型肺炎。

しかし、世界ではまだ猛威を振るっており、人の移動や貿易などに悪影響を与えています。

企業は以前のような経済活動が認められたものの、今は生き延びるためのコスト圧縮が急務。

結果、幅広い業界で大規模なリストラが進められる事態となっています。

そうした(経済が最悪の)状況でも急回復しているのが株式市場で、NZ株の平均株価は過去3ヶ月で大幅な回復を見せました。

この波に乗った人は、株を買って眺めていただけで資産を大きく伸ばせたはずです。

一方、この間に起きていたのが金利の急低下。

さらに国際的なサプライチェーンがまだ機能していないことで、物価上昇(インフレ)が追い討ちをかけています。

これから預金者と投資家の資産に起こることは、

【投資家の資産】増加

【預金者の資産】減少

両者の違いはお金の置き場所が異なるだけ。

しかし、時間の経過とともに両者の経済格差はどんどん開いていきます。

『貯蓄から投資へ』を実践してみて、このことを改めて実感しています。

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