バフェットに学ぶ!ビジネスと人生の成功法則はストック型で決まり

かつて実家ではプロパンガス屋を営んでいました。

小学生の頃は友達から『ガス屋』と呼ばれるのがホントにイヤでした。

なんか臭わない?オマエ、ガス臭いよー。

ガス漏れたら?オマエん家、バクハツー。

と、ガスいじりされるからです。

アダ名ハラスメントに耐えきれず、切実な気持ちでオヤジに質問しました。

父ちゃん、なんでうち、ガス売ってんの?

オヤジはブッー!と勢いよく屁をこいて、

スミマセン、ガス屋だけに。

聞く相手を間違えました。。。

実家が面する通りはかつて、様々な業種のお店が並ぶ商店街でした。

・家具屋・水道屋・板金屋・ミニスーパー・床屋・魚屋・お惣菜屋・酒屋 etc

しかし、僕が高校生になる頃には、これらの商売の多くは傾き始め、中には廃業する店も出始めていました。

一方、うち(ガス屋)はどうだったのか。

バブル崩壊後の不景気による影響をさほど受けずに生き残り続けることができました。

なぜ生き残れたのかというと、

ガス屋が『ストック型ビジネス』だったから

これに他なりません。

ストック型ビジネスに投資して成功したバフェット

世界5位の時価総額をもつ大企業、バークシャーハサウェイ。

この会社を一代で築き、世界一の金持ちジイサンとなったのがウォーレン・バフェットです。

【2019年世界時価総額ランキング】

ランキング企業名時価総額国名
1位アマゾン8404億ドルアメリカ
2位マイクロソフト8012億ドルアメリカ
3位アップル7848億ドルアメリカ
4位アルファベット7796億ドルアメリカ
5位バークシャーハサウェイ5084億ドルアメリカ
6位フェイスブック4757億ドルアメリカ
7位アリババグループ4333億ドル中国
8位テンセント4170億ドル中国
9位ジョンソン&ジョンソン3569億ドルアメリカ
10位JPモルガンチェース3441億ドルアメリカ

バフェットがこよなく愛したのが

継続的に収入を生み出すストック型ビジネス

ストック型ビジネスの例として有名なのは、多くの男性が毎日使う『ひげ剃り』です。

ひげ剃りメーカーのジレット社は、まず『ひげ剃り本体』を多くの人々に買ってもらうことで固定客をストック。

するとその後、専用のカミソリ刃がずっと売れ続けます。

この『ストック型』とよく比較されるのが

『フロー型』ビジネス

ストック型とフロー型、この2つの違いを知ってるだけで、

・就職活動

・株式投資

・優良顧客の新規開拓

などの時、どの会社を選ぶかについての見方が変わると思います。

フロー型ビジネスの家具屋の末路

実家の近所にあった家具屋は、典型的なフロー型ビジネスでした。

家具販売ビジネスの利益率はざっくり『50%』

景気が最高潮だったバブル時代はもっと良かったかもしれません。

利益幅が大きいため、売れるとガンガン儲かります。

全盛期の頃、家具屋の社長は、

「ワタクシ、金持ちですがナニか?」

と言わんばかりで、羽振りの良さは町の中でトップクラスでした。

しかし、そんな時代が永遠に続くことはありません。

いくら利益幅が大きくても家具が売れなければ、在庫の山と現金の枯渇に苦しむようになります。

ほどなくして家具屋は倒産。

『最高級車に乗ってこそ我が人生』

と息巻いてた社長の現在の愛車は『軽トラ』。

今はシルバー人材センターでお勤めされているそうです。

フロー型は不景気になると途端に経営悪化する

あれだけ儲かってたはずの家具屋はなぜつぶれてしまったのか。

商売が傾いたのは隣町にニトリができるずっと前のことです。

なので大資本に競争で負けてしまったわけではありません。

原因はバブル崩壊後の『景気悪化』

それまで収入が右肩上がりで増えることを前提で生活していた人々が、突然、消費をシブリまくるようになりました。

こうなると家具屋のような販売業は辛くなります。

なぜなら、

買いシブリ(心理的壁)を商品を売るたびに乗り越えなくてはならないから

さらに、購入単価と購入回数がいっぺんに減ることで、大きい利益幅で成り立つビジネスは窮地に陥ります。

そうして、フロー型ビジネスの家具屋は不景気の波にのまれ、フローして(流されて)しまったのです。

寝ててもだまって売上が上がるガス屋

一方のストック型ビジネスのガス屋。

つぶれた家具屋をよそに、不景気を乗り越えられた要因はなんだったのでしょうか。

家具屋の場合、1つの商品を販売するたびにお客を納得させる必要がありました。

それがガス屋の場合、

お客と契約するのは1度だけ

それ以降、

・台所で調理をする

・お風呂のお湯を沸かす

・ガスストーブで部屋を暖める

こうした機会ごとにガスを消費(購入)してくれます。

ガス屋が起きていようが、寝ていようが、屁をこいていようが売上が上がる

ガスは日常生活に不可欠なものなので、景気が悪くなったからといっても同じように消費が減ることはありません。

むしろ、外食を控えて家でご飯を食べる機会が増えれば、ガスの消費も増すことになります。

支払いは、ほとんどが月末の銀行引き落とし。

お金を出しシブる心理的壁は軽くまたぐことが可能

契約客が増やしストックされるほど、売上も右肩上がりにストックされていきます。

その昔、携帯キャリア各社が『1円』で携帯電話をばらまいてたことがありました。

1台何万円もする携帯電話をタダ同然で売って儲かるの?

そう思った人も多いと思いますが、契約が取れればそんなの安いものです。

ストック型ビジネスは『先行投資』できる企業が勝つ

そういう仕組みになっているのです。

株式投資するならストック型のインフラ企業

子供の頃はガス屋が嫌いでしたが、今はガス屋のような『インフラ企業』に好んで投資しています。

インフラ企業は良いところは、

業績が安定しているだけではなく配当利回りが高い傾向があること

長期保有しているうちには増配することもあります。

増配株の美味しさについての記事はこちら↓

少し前にショッピングモールに行ったときのこと。 ブラックの四角形にホワイトのアルファベット4文字が入っ...

増配天国とも言えるのが米国株式。

米国の連続増配年数トップ10のうち3つはインフラ関連企業です。

企業名業種
1位アメリカンステイツウォーター水道・電気事業
4位ノースウェストナチュラルガスガス事業
10位ベクトレンコーポレーション電気・ガス事業

 

インフラ企業は知名度が圧倒的に低く地味ですので、上の企業名を見てピンと来る人は少ないかもしれません。

ただ、これらの企業の収益はバツグンに安定しています。

僕が投資してるNZインフラ株の記事はこちら↓

まだ日本に住んでいた頃の話です。 旅行でニュージーランドへいく時の両替は必ず現地でしてました。 理由は言...

僕の屁っぷりオヤジは世襲の社長で、他社で働いた経験はありません。

数字にはあまり強くないばかりか、お金の管理については『ざる』という言葉がぴったりです。

そんなオヤジでも経営できたのがガス屋でした。

ストック型ビジネスの強さは『本物』です

株式投資をする場合、株価が上がるかどうかなんては天才バフェットでもわかりません。

また、投資先企業が有名でも倒産してしまえば保有株は『紙切れ』になってしまいます。

投資のリスクを減らすためには、

・業績が景気に左右されにくい

・生活に不可欠な商品、サービスを扱う

・配当が減配や無配になりにくい

そんな特徴を持った企業がおすすめで、その有力候補が『インフラ企業』なのです。

まとめ

フロー型よりストック型が良いというのはビジネスや投資に限ったことではありません。

お手本にしたいのはやはりバフェットです。

彼は人間関係でも付き合いたいと思う同僚や友人を”ストック”して楽しく暮らしています。

そして、資産の一部は寄付することによって、人々の信頼もストックされ、愛される金持ちになりました。

・その場限りの仕事

・その場限りの人間関係

こんな感じで毎日をフローしていると、結果的に味気のない人生になってしまいます。

お金と幸せ、両方手に入れたバフェットのストック型人生は学ぶところが盛りだくさんです。

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