これが海外不動産投資の現実!入居者トラブル・家賃不払い・強制退去!

ニュージーランドでの不動産投資歴も気がつけば今年で7年目に入りました。

経験値はそれなりに上がっては来たものの、うまくトラブルを避けられるまでに至ってません。

最近あった入居者のトラブルを記録して、心に刻みます。

最悪なテナントに貸家を荒らされる

古参物件のハウスAは、これまで家賃滞納修繕もあまりない、安定的なリターンを出す優良生でした。

しかし、悪魔のテナントである通称 ”デビル一家” が入居してから事態が一変します。

デビル一家はとにかく、やたらと家の中を荒らす乱暴者です。

イライラすると壁やドアに八つ当たりし、大きな凹みが家中にできてしまいました。

そして、そのうちで最も酷いものはパンチキックでできたものではありません。

何かの道具を使わなければできないようなデッカい穴(下記写真)でした。

修繕業者の人も唖然とするほどのデカい穴。

いったい何の目的でこんなに壁を壊したのか、、、クレイジーとしか言いようがない、、、

近所に騒音で迷惑をかけまくる

「音源不明の騒音を立てて近所に迷惑をかけている」

この報告を管理会社から受けたことで、デビル一家に対する不信感はほぼ決定的になりました。

デビル一家は夫婦と子供の家族で、その中で最も危険なのが母デビルです。

母デビルは非常にキレやすく、その攻撃性はご近所にも向けられました。

ある日、ご近所の奥さんが何かの件で、母デビルと軽いトラブルになった時のこと。

キレた母デビルは猛烈な勢いで怒鳴り散らし、ご近所さんをブログでは書けないような言葉でで威嚇したそうです。

当然、殺意すらこもった言葉の集中砲火を浴びせられた奥さんは恐怖を覚えます。

そのことは管理会社を通じて大家の僕にも報告されました。

もうこれ以上、悪者を放置するわけにはいきません

こうした場合、賃貸契約に基づき、テナントを合法的に退去させることができます。

デビル一家に対し、退去要求通告を書面ですぐに出すよう管理会社に依頼をしました。

この通告を出してからテナントを退去させるためには90日を要します。

この間、家がさらに荒らされないか、また期限までにあの一家が退去するのか、不安にかられながらXデイを待つことになりました。

居座り続けるデビル一家

恥を知らず、厚かましい顔をしている様を厚顔無恥と言います。

この言葉がぴったりのデビル一家がこちらの要求を素直に飲むことは、やはり、ありませんでした。

退去期限日を過ぎても居座り続けようとしたのです。

管理会社の担当が母デビルと話し合いをするため家を訪問しましたが、まともに取り合ってはもらえず、担当者から僕に連絡が入ります。

担当者からのメールには「彼女(母デビル)は頭が正常とは思えない」という内容とともに最終手段を取らざるを得ないことが記されていました。

結局、裁判所へ強制退去させるための法的手続きをとることになり、それによって1ヶ月遅れでようやくデビル一家を追い出すことができました。

しかし、居座り続けた1ヶ月分の家賃をデビル一家が払うわけもなく、夜逃げのようにトンズラです(号泣)。

荒れ果てた家をどうするか

デビル一家によって、見るも無残な状態にされたハウスA。

このところ不動産の売買マーケットは冷え込んでいるため売却するのは厳しい状況です。

結果、また賃し出すことにしましたが、相当な手直しが必要となりました。

まず、業者に宅内をくまなくチェックしてもらい、見積もりを依頼します。

すると、その見積り額は想像をはるかに超えた数字で、思わず二度見

しばし遠くを見つめるしかありませんでしたが、そうはしていても状況は改善しないのでリノベーションすることを決断しました。

ただもうデビル一家のような、どうしようもないテナントはたくさんです。

優良なテナントを惹きつけるため、気合いを入れて全面的にきれいにすることにしました。

奥さんのハートを掴むために

物件Aはファミリー向けの賃貸物件です。

賃貸・購入いずれの場合でも、家を選ぶ時に最も大きな発言権を持つのは、たいてい「奥様」です。

奥様にとって大切な場所であるキッチンは、フルリノベーションすることを決めました。

もともと、デビル一家によってキッチンは壊滅状態に追いやられていたこともあり、中途半端な修繕は焼け石に水です。

キャビネットの中もボロボロで、下の写真のようなありさまです。

壁の巨大穴にしても、このキャビネットにしても、どう使えばこんな状態になるのか。

想定外なことに慣れないと不動産大家業はつとまりません。

雰囲気をガラッと変える色選び

キッチンはキャビネットとベンチトップのカラーを好きなように選ぶことができます。

業者の担当者さんからアドバイスをもらい、キッチンが広く見えるライトグレーにしてもらうことで決定しました。

色の選択が終わるとすぐに下のような完成予想図が送られてきます。

ニュージーランドのサービスは日本と比べて劣るイメージを持つ人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

今回、依頼した業者さんの応対は丁寧で、しかもスピーディーな仕事には今のところ大変満足しています。

さて、こちらが完成後のキッチンイメージです。なんということでしょう!

あのボロキッチンがこんなにキレイになるのか、にわかに信じられません。

そのほかのリノベーションについては、カーペットの色は汚れがついても目立ちにくく、ちょっと高級感が出る黒っぽいグレー。

壁の色は家の中が明るくなるような、優しいオフホワイトカラーで仕上げてもらうように依頼しました。

テナント選びの重要性

時間とお金と心労と。色々あったこの数ヶ月でした。

繰り返しになりますが、もう二度とデビル一家のようなテナントを自分の物件に入れるわけにはいきません。

管理会社には、次のテナントには必ずクレジットチェック(信用調査)をすることと、リファレンス(推薦書)を求めるように伝えました。

ハウスAにほど近い、昨年売却したハウスBのテナントは、自分の家のようにきれいに使ってくれて、しかも礼儀があるという理想のファミリーでした。

このテナントからは、たとえ好条件ではないエリアだとしても、良質なテナントが見つかることを教わった気がします。

次のテナントは慌てず探し、じっくり選ぶつもりです。

まとめ

不動産投資は不労所得なんて言われたりしますが、決してそんなことはありません。

デビル一家との格闘で、心労は重なり、大きな授業料も払う結果となりました。

一方で、このトラブルを乗り越えるために協力をしてくれた人たちがいて、その方達には本当に感謝しています。

人間万事塞翁が馬、です。

物事には悪い面だけではなく良い面も必ずあるもの。

これからまた良いことがあると信じて、ニュージーランドで大家業を続けていくつもりです。

帰ってきた 助けてクマさん! 賃貸トラブル即応マニュアル(熊切伸英著)

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