【速報】新型コロナウィルスによるニュージーランドへの影響は?

オーストラリアでは48時間で5名の感染を確認

中国・武漢で発生し、感染が広がっている新型コロナウィルス。

世界各国でも感染が拡大し続け、18の国と地域で感染者を確認しています。

国名感染者数
日本14名(1月31日時点)
マカオ7名(1月28日時点)
オーストラリア7名
カンボジア1名
マレーシア8名
ネパール1名
フィリピン1名(1月30日時点)
韓国4名(1月27日時点)
台湾8名
タイ14名(1月28日時点)
ベトナム2名
インド1名(1月30日時点)
カナダ2名
アメリカ6名(1月30日時点)
フィンランド1名(1月30日時点)
フランス5名
ドイツ4名(1月29日時点)
アラブ首長国連邦4名(1月29日時点)

ニュージーランド政府も対策に乗り出し、国際空港に公衆衛生の専門家を派遣。

オークランド空港では旅客のスクリーニング検査を実施しています。

また、NZ保健省は中国からの入国者に対し、コロナウィルスによる病気の症状と症状が出た場合の電話連絡先(ヘルスライン)が書かれたアドバイスカード(中国語)を配布。

【ヘルスライン】0800 611 116

現時点で7名の感染が確認された隣国オーストラリアの当局とも連絡を取り合い、効果的な対策を模索しています。

現状の感染予防対策としては、まめな手洗いやマスクの着用など、一般的な風邪予防と同じ方法しかありません。

ニュージーランドではマスクを着用する習慣があまりなく、オークランド、クライストチャーチ、ダニーデンの薬局では、マスクが不足しているところもあるという報道もされています。

感染拡大の阻止が難しい背景

新型コロナウィルスの感染拡大阻止を難しくしていることの一つが、

潜伏期間(症状が出てない間)に感染が起こること

実際の症状が出ていなければ隔離されることはありません。

つまり、感染者本人も気づかないままウィルスをばらまいてしまっているわけです。

また、特定の治療法や予防ワクチンがない現状では、症状が発症した後は患者の免疫力に頼らざるを得ません。

持病を持っていたり高齢の方など、十分な免疫力がない場合、重篤な状態へ陥りやすくなってしまいます。

注意すべきは旅行者だけではない

中国は春節時期で旅行者が増えることは知っての通りです。

この時期はそれ以外の目的で海外からNZへやってくるたくさんの人たちがいます。

『留学生』

ニュージーランドは海外からの留学生獲得にも力を入れており、2016年には、留学生数が大台となる5万人に到達しました。

(出所)Stuff How many international student study in NZ

留学生の出身国は『中国』が多く、中国人留学生の数は2016年に

10,000人に増加

今の時期は新学期に合わせてたくさんの留学生がNZへやってくるため、受入校にとっても神経質にならざるを得ない事態です。

感染者増加ペースが加速している 新型コロナウィルスの発生源となった武漢があるのは、中国の内陸部にある湖北省。 香港や...

NZのビジネスへの影響は?

旅行や観光関連のビジネスは、すでに影響を受け始めています。

中国政府が海外への団体ツアーを禁止した事による影響について言及したのは、ニュージーランド政府観光局のイングランドホール氏。

クィーンズタウン、ミルフォードサウンド、ロトルアなど、伝統的に人気がある観光地では中国人客の減少は避けられないと指摘しています。

NZのあるホテルチェーンでは20にものぼるツアーグループのキャンセルによって約800名の宿泊客を失ったとのこと。

日本からニュージーランドを訪れる人の数は年間10万人。

それに対し中国は、

4倍の40万人

観光業にとってはオーストラリアに次ぐお得意様。

今回の事態が春節の時期とかぶったことが関連産業に与える影響は決して小さくありません。

旅行・観光関連の現地上場企業は、今後の見通しの悪さから軒並み株価を下げている状況です。

企業名1/201/30下落率
オークランド国際空港(AIA)$9.12$8.55ー6.25%
ニュージーランド航空(AIR)$3.045$2.76ー9.35%
ミレニアム&コプソーンホテルズ(MCK)$2.80$2.64ー5.71%
ツーリズムホールディングス(THL)$3.28$2.86ー12.8%

世界的ネガティブイベントで下落するNZドル 新型コロナウィルスの影響が為替にも影響を及ぼし始めています。 NZドルは...

まとめ

現時点(1月31日)で、ニュージーランドで新型コロナウィルスの感染者は出ておりません。

空港での水際対策など政府による対応策も実施されていますが、国内の雰囲気もまだ危機感を感じる、というほどではありません。

一方、隣国のオーストラリアではすでに感染者が出ており、予断を許さない状況であることは確かです。

仮に今後、NZでも感染者が出た場合、中国人に対する世間の見方に偏見が生まれるかもしれません。

NZの人々にとってアジア人の外見は同じに見えるでしょうから、僕自身、周囲からどう見られるだろうかと思ったりします。

ただ、現時点で国内に感染者はおらず、仮にいたとしてもウィルスを持った人に近づかない限り影響を受けることはありません。

心配しすぎるのも考えもので、今、個人ができることと言えば、

当面、最新情報に注意を向ける

必要に応じ、風邪の予防対策をする

そして、早く収束することを願って待つ

これくらいなのでしょう。

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近年の流行はどのように起こったのか?

そして、これからどんな危機がありえ、それを未然に防ぐために私たちは何をするべきなのか?

このままでは、人類総倒れ。生き延びるために知っておくべき、必須の知識を授ける。

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