死ぬまでに観たいNZ絶景!不思議な世界が目に焼きつく自然の驚異

自然豊かなニュージーランドには『絶景ポイント』と呼ばれる場所が様々あります。

観光ツアーの人気スポットはガイドブック等で詳しく載っていますので、それらとはちょっと違うところをご紹介したいと思います。

1931年以来、景観保護区として保護され、現在は観光地となった、

『ワイオタプサーマルワンダーランド』

名前は知らなくても写真を見れば、『あそこかぁ』とわかる人はいると思います。

つまり、一度見たら忘れないくらいのインパクトがある場所なのです。

『ニュージーランドでしか絶対見られない景色を見てみたい』

という方にはおすすめのスポットです。

地熱活動が盛んなタウポ火山帯

ワイオタプサーマルワンダーランド(以下ワイオタプ)があるのは、北島の中部。

温泉地として知られるロトルアから車で30分ほどの場所にあります。

この一帯は北島を縦に伸びる『タウポ火山帯』に含まれている地域です。

<タウポ火山帯に含まれる場所や地域>

・ニュージーランド最大のタウポ湖
・世界複合遺産のトンガリロ国立公園
・ベイオブプレンティ(ロトルア・タウランガ )
・コロマンデル半島東側

タウポ火山帯にあるタウポ湖は東京23区と同じくらいの面積をもつ湖。

面積
タウポ湖616k㎡
東京23区619k㎡

一見すると海と見間違うほどの大きさがあります。

この巨大湖は一体どうやって生まれたのでしょうか。

答えは『噴火』

タウポ湖は、およそ2万6千年前の『超巨大噴火』によってできたカルデラ湖なのです。

その後も大規模な噴火を繰り返し、中には噴煙が北半球の中国やヨーロッパの空にまで影響を与えたものもあったとのこと。

火山の噴火には『火山爆発指数(VEI)』という規模を測る基準があるのですが、

タウポ湖ができた時の噴火規模は最大の『VEI-8』

<噴火規模の目安>

噴火規模噴火場所最初の噴火年
VEI-0(あふれる規模)キラウエア(ハワイ)1977年
VEI-2(爆発規模)雲仙(長崎)1792年
VEI-4(劇的規模)桜島(鹿児島)1914年
VEI-5(劇的爆発規模) 富士山1707年
VEI-8(メガ爆発規模)タウポ紀元前25360年

(参考情報 Wikipedia)

数字が大きくなるほど噴火の規模が大きくなるので『地震の震度』のように考えるとわかりやすいかもしれません。

タウポで発生した噴火エネルギーは、『これまでに例がないほど巨大な規模』でした。

噴火から長い年月が経過した今でも地下活動は盛んで、その地熱によりワイオタプでは自然とは思えないような景色が作り出されているのです。

では、園内の必見スポットをご紹介していきましょう。

①シャンパンプール

(シャンパンプール)

ワイオタプには様々な温泉池が点在していますが、その中で最も注目なのが、

『シャンパンプール』

園内最大のこの池は直径と深さが60mあり、源泉の温度は湯気が立ち上るほど熱い74℃

池の表面にシャンパンのように泡が立つのは、この池が『炭酸ガス』を含んでいるためです。

そして、池の縁は鮮やかなオレンジ色に彩られています

エメラルドグリーンとのコントラストがとても映えるのですが、なぜこんな色になるのかというと、

源泉に含まれるミネラルによって発色するため

ワイオタプの池(源泉)には普通の温泉にはない様々なミネラルが含まれており、それがカラフルな光景を作り出しています。

<各ミネラルと色の関係>

ミネラル
ホワイト二酸化ケイ素
 グレー 炭素
 ブルー アルカリ性塩化物
 オレンジ アンチモン
 パープル マンガン
 イエロー 硫黄
 グリーン ヒ素
 ブラウン 酸化鉄

②アーティストパレット

(アーティストパレット)

・パレット(ひょうたん)のような形をしている

・絵の具の色が混じり合ったような色をしている

そんな見た目から『アーティスト(画家の)パレット』という名がつけられたとのこと。

木製の低い橋を歩いて渡れるので思わず触ってみたくなりますが、これは厳禁。

そこかしこに『高温注意』という看板がある通り、火傷の危険性があるからです。

ミネラルを含んだ堆積物は、風向き・水位・シャンパンプール(隣り)からの流入水などによって色が変わるため、

『行き』で見たときと『帰り』に見たときで色が違う

なんてことも起こったりします。

③デビルズバス

(デビルズバス)

天然に作り出されたものとは思えない黄緑色をしたデビルズバス。

池の表面に浮いた硫黄の堆積物の成分によってこのような色になっています。

緑が濃いほどヒ素の割合が高くなる

そう言われていますので、この池はかなり危険です。

ヒ素はわずか0.1gでも致死量になると言われる、嫌われもの成分。

『悪魔の浴槽』と呼ばれるのもつい納得してしまいます。

④レディノックス間欠泉

(レディノックス間欠泉)

ロトルアには最高30mにも達する巨大間欠泉(ポフツガイザー)を見ることができる『テプイア』という観光施設があります。

ポフツガイザーは自然に吹き出すのを待たなくてはならないため、

せっかくテプイアに行ったのに大きな間欠泉を見られなかった

なんてこともあります。

一方、ワイオタプのレディノックス間欠泉は予定時間までに行けば、確実に見ることができます。

<レディノックス間欠泉>

予定時間10:15am
噴出高さ20m

なぜそんなことが可能なのかというと、『あるもの』を使うと人工的に間欠泉を噴きださせることができるからです。

そのあるものというのが、

石鹸(界面活性剤)

不思議なのは、いったい誰がそんなことを思いついたのか。

今から120年近く前、ワイオタプには『ニュージーランド初の刑務所』があり、レディノックス間欠泉を発見したのはその囚人でした。

囚人は洗濯物を洗おうとして間欠泉の穴の中に石鹸を入れたところ、間欠泉が吹き上がったといいます。

石鹸が間欠泉の噴出を誘発することがわかったのは、偶然の産物だったわけです。

『高く噴き出す間欠泉を確実にみたい』という方はワイオタプがおすすめです。

3つのウォーキングコース

ワイオタプの敷地面積は、東京ディスニーランドがある浦安市(17.3k㎡)よりも広い18k㎡。

こう聞くと歩けるかどうか不安になるかもしれませんが、心配はご無用

3つのウォーキングコースは歩きやすいように整備されており、半日あればゆっくり見て歩けるようになっています。

コース距離所要時間見どころ
ウォーク11.5km45分シャンパンプール・デビルズバス etc
ウォーク22km60分ブライダルベール滝・オイスタープール etc
ウォーク33km90分ナコロ湖 etc

『有名スポットだけ見ておきたい』という方はウォーク1だけで良いかもしれません。

ウォーク2以降になると、アップダウンや階段など多少体力を使う所もあるので、休憩しながら歩いても良いでしょう。

時間に余裕があればぜひウォーク3まで歩いて、ワイオタプを満喫してもらいたいと思います。

入場料・支払方法

ワイオタプの入場料は以下の通りです。

大人(16歳以上)NZ$32.50
子供(5〜15歳)NZ$11.00
子供(4歳以下)無料
駐車場代無料

なお、現地で入場券を購入される場合、支払い方法はクレジットカードまたはエフトポス(デビットカード)のみになります。

現金での支払いはできませんのでご注意ください。

まとめ

ワイオタプには温泉池が26箇所もあり、今回ご紹介した見所はほんの一部です。

そのほかにも様々なクレーターをはじめ、自然の驚異を感じられる場所が園内のいたるところにあります。

ワイオタプは、

マオリ語で『神聖な水』

という意味でマオリ族にとって大切な場所。

ヨーロッパ人による支配が進む前はマオリ族の先祖が住んでいました。

そして、現在の観光事業は『保護活動の一部』としてマオリ族の末裔によって運営管理されています。

ワイオタプサーマルワンダーランドは、

この国が西洋化する前の姿を見ることができる貴重な場所

興味のある方はぜひ一度訪れていただきたいと思います。

【ウェブサイト】ワイオタプサーマルワンダーランド

―WONDER SPOT― 世界の絶景・秘境100

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